HANAPOTA blog

はなぽた』のブログへようこそ!
ゲームの話や日々興味のあることを書き連ねています。
ハリポタ7巻完全ネタバレしておりますので、ご注意ください。

2008年02月18日

小野不由美「十二国記」新作『丕緒(ひしょ)の鳥』

小野不由美「十二国記」新作『丕緒(ひしょ)の鳥』
90枚を一挙掲載
果たして丕緒とは


新潮社yomyomのサイトで小野不由美さんの十二国記最新作情報が公開されてます!!
慶国のお話だそうです!!↓参照
http://www.shinchosha.co.jp/yomyom/book.html
『魔性の子』関係かと思っていましたが、慶国のお話とは。。!!うれしすぎる。陽子は出てくるのかしら。ワクワクしちゃいます。どんな内容でしょう。
早速Amazonで予約しちゃいました。
2月27日が待ち遠しいです。

2008年02月07日

小野不由美さん、最新作(十二国記番外編?)

桜さんが、コメントで情報くださったので、新記事投稿します。
桜さんのコメントそのまま抜粋↓
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今月27日発売(2/27)の新潮社yomyom(ヨムヨム)に十二国記番外編が掲載されるようです。
完全書き下ろしだとか!
新潮社は「魔性の子」の出版元なのでどうやら中身は高里要クンのエピソードらしいです。
要チェック!!!
http://www.shinchosha.co.jp/yomyom/info.html
↑yomyom便りの一番上の記事です。
それと、某巨大掲示板ラノベの主上のスレではスレ住人が新潮社へ問い合わせして中身の確認をしたようです。
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桜さん、ほんとーーに素晴らしい情報ありがとうございます!
やっとやっと十二国記関連の新作が読めますね。

ちなみにこの yomyom(2008年3月号)はこちら です。

まぁ、本編ではないようですが、番外編でも読めるのは嬉しい。
これをきっかけに、小野主上に十二国記本編も書き上げていただきたい!陽子は?泰麒は?泰国は?景国は?十二国記の世界は一体どうなるの!?

2008年01月05日

流血女神伝シリーズにはまってます。

お正月休みは、ずぅぅーーーっと
須賀しのぶさんの『流血女神伝』シリーズ
を読んでいました。んもうぅ、どっぷりこの世界にはまりこんでます。
帝国の娘 前編

流血女神伝シリーズ、最初の舞台は中世ヨーロッパを思わせる架空の国ルトヴィア。猟師の娘として育った元気な少女カリエは、突然見知らぬ男にさらわれる。そして、病に臥せっている皇子の身代わりとして、皇子宮に送り込まれることに・・!?
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まず、男装の麗人が大好きなわたしは、この設定で飛びつきました。でもこのルトヴィア編は壮大な流血女神伝シリーズのほんの序章。
エティカヤ編、ユリ・スカナ編と、どんどん世界が広がっていきます。
主人公カリエの出生にはおおいなる秘密があり、そのためいろいろな人間にそれを利用されまくります。しかし、波乱万丈でかなり悲惨な目に遭ってもめげず、定められた運命に必死に逆らうカリエに胸打たれます。
コバルト文庫でありますが、大人にもおすすめです!!
政治・経済・文化がこの架空の世界にきちんと盛り込まれていて、しっかりと息づいていて、読み進めていっても無理のない設定です。
けれでも、少女小説らしいワクワクするような設定もシッカリとある(男装したり、奴隷になって後宮に放りこまれたり)ので、読んでいて飽きません。

また、主人公をとりまく魅力的なキャラクター達も必見。
カリエを自分の命をかけて守りぬいてくれる絶世の美女にして最強のラクリゼ。流血女神伝シリーズにここまで私がはまったのは、彼女の存在が大きいかも。
また、カリエをさらい皇子の影武者として教育をほどこした、ハンサムだが無愛想なエディアルドも大好きなキャラです。
最初は氷のように冷たく、カリエをただの身代わりとしか見ていなかった彼が、カリエとの交流でどんどん変化していくんですね。そして、何の見返りがなくとも、常にカリエに寄り添いカリエを守るようになるとこも、このキャラが好きなポイント。
この物語に出てくる男どもは、多かれ少なかれカリエの出生や背景を利用しようとしている輩ばかりなので、エドのようにただ純粋にカリエ一個人を家族のように想ってくれる存在は貴重なのです。
砂の覇王編では、このエドの影が非常に薄く、エドファンにとってはとんでもない方向へ向かってしまいますが、エドはちゃんと復活しますのでどうぞ途中で読むのをやめないでくださいね。最後にはきっと、みんなの望んでいる結果が待ってますから!

他にも個性的で一筋縄ではいかない濃いキャラいっぱいです。

流血女神伝というタイトルにふさわしく、かなり残酷で流血もたくさんありますので、そこは覚悟しておいた方がいいです。
しっかりとした世界設定、緻密な戦略、政治的かけひき、魅力的なキャラクター達など、十二国記シリーズと共通する面もあるので、十二国記好きの方にもおすすめできます。
ただ、十二国記よりは堅さがぬけて、よりライトノベルらしい部分もあるので読みやすいと思います。かなり長いシリーズで、最近ようやく完結しました。どっぷり架空の世界にトリップしたい方に大大大プッシュします!
このシリーズの最終巻喪の女王 8 のAmazonでのレビューの高評価からも、どれだけ面白く素晴らしい小説かわかると思います。


帝国の娘前編・後編
砂の覇王1〜9
女神の花嫁前編・中編・後編
暗き神の鎖前編・中編・後編
喪の女王1〜8
天気晴朗なれど波高し1・2(外伝)

2007年12月13日

Best Books of 2007

Best Books of 2007

↑Amazonで2007年で一番売れた本リスト。
洋書では、圧倒的にHarry Potter and the Deathly Hallowsが売れたようですね。当然か。
気になるのは、
一瞬の風になれ
夜は短し歩けよ乙女
予知夢(ガリレオ第二作目)
容疑者Xの献身(ガリレオの長編)

お正月は、やりかけゲームクリアして、読書してのんびりだらりと過ごそうかなぁ。

2007年10月13日

氷と炎の歌シリーズ第3部読了

氷と炎の歌シリーズ第3部剣嵐の大地を今日やっとこ読み終えました。
もうすでに続きが読みたくなってます。4部の日本語訳はいつ出るんだぁーー!!ハリポタ7巻で英語力がまだ残っているいまのうちに、原書A Feast for Crowsを買っちゃおうかな。

ちなみに早川書房の公式サイトはこちら

この本はハリポタと違って、完全に大人向けでもっともっと奥深い練りこまれたファンタジーなので、万人向けではないかもしれません。
どちらかというと十二国記が好きな人におすすめですが、著者が中年おやじなせいか、性描写が生々しく、読むに耐えない(女性にとっては辛い)部分もあるのがたまにキズ。でも、そこがこの本の良いところだとも思っています。
日本のアニメにありがちな、美しい美少年達が美しく散っていくという美化された戦争ではなく、飢えに苦しみ正義なんてなく、糞尿にまみれ、負けたものは身ぐるみはがされ鳥のエサになり、女は強姦されるのが戦争。異世界ファンタジーの話でありながら、あまりにも忠実に本当の戦争を表現していると思います。

それでも、本当に面白いです。主人公は特定されておらず、さまざまな立場にいる男女の目線で語られていくので、飽きないのです。
わたしのお気に入りは、かつての王家ターガリエンの最後の生き残りデーナリス。全くゼロの状態から、彼女に忠実な臣下を仲間を集めていき、次々とみごとなまでに勝利をおさめていく様は爽快そのもの。
十二国記の陽子が大好きなので、この美しく若く賢く強い少女、いや女王は完全にわたしのツボど真ん中でした。

この3部からは子供組の主人公たちにもほんのりロマンスが出てきて、そこがより一層面白く、女性読者も楽しめるようになっています。
だんだんファンタジー要素も強くなってきていますね。スターク家の子供達も大狼(ダイア・ウルフ)を通して、人狼、またはスキンチェンジャーの能力を開花させつつあるし、デーナリスのドラゴン達も大きくなり表舞台に出はじめてきている。そして、あやしげな術を使う赤い女。

骨太の歴史小説が読みたい人、緻密に練りこまれたファンタジー小説が読みたい人、複雑に交錯する人間模様が読みたい人、どんな人にでもおすすめできる小説です。巻が進むごとに面白くなり、離れられなくなることうけあい。ぜひぜひ、日本でももっと広まってほしい!
世界21カ国で翻訳出版されているのはダテじゃないです!

以下、読んでないと意味のわからないネタバレ感想。

2007年07月12日

十二国記好きにおすすめ--氷と炎の歌シリーズ

わたしが愛してやまない十二国記の続編がなかなか出ないので、十二国記のような壮大で重厚な連載小説探しをはじめました。
そこで見つけたのが、
氷と炎の歌シリーズ
です。
もう。。ほんっとーーに面白い!私的に大大大ヒットです。
ちなみに”あの”養老孟司も愛読書として絶賛しています。
養老孟司さん曰く、
『三国志』の壮大さ、『水滸伝』のドラマが味わえる大河小説である。
とのこと。
まさにその通りです。
現実の国の話ではないし、現実にいない生き物も出てくるので、ファンタジーな要素もありますが、決して子供向けではありません。というか、性描写や暴力描写が激しいので子供には読ませられないですね。
剣と魔法というよりも、貴族同士の玉座をめぐる争い、陰謀。それに翻弄される人々の心理描写を見事に描いた骨太の歴史小説です。

この小説にはまった最大の理由は、主人公が特定されていないことです。
ある貴族の子供達(男女さまざま)、領主、その妻。はたまた敵方の小人、かつての王の娘などなど。年齢も性別も立場もばらばらの人々の目線で、交互に物語が進んでいきます。
これだけ主人公がいれば、お気に入りの人が必ず出てくるので、余計にはまっちゃうのです。

わたしの好きな主人公は、かつてのドラゴン王の最後の生き残りデーナリス。シルバーブロンド美しい容姿を持ったまだ13歳の少女。過酷な運命を乗り越え、七王国の玉座の最後では、あっぱれなことをしてくれます。読んでのお楽しみ。

スターク家の次女、アリアもいいですね。まだ9歳ですが、剣の腕を磨き女傑になってくれるのではないかと期待しています。
スターク家の私生児、ジョン・スノウもいいですね。常に一緒の大狼(ダイア・ウルフ)と共に、これからの活躍が大いに期待できそう。
小人で皮肉屋のティリオンもとてもいい味出してるし、どの主人公もみんな素敵です。

ハリポタがもうすぐ発売になるのを忘れてたぐらい読みふけってます。というか、今はもうこのシリーズの続きの方が読みたい。
とにかく最高です。

氷と炎の歌シリーズ
七王国の玉座
王狼たちの戦旗
剣嵐の大地

2007年06月24日

スクランブル・マインド感想--ロンハーにおすすめ?

スクランブル・マインド

想像したことをすべて現実にできる力を持つ、気の強いプリンセス、レノーラ。人の心を読むことができる力を持つ、気の弱いプリンス、コリン。このふたりが主人公で、二人の視点から描かれています。
大変美しく能力も高いレノーラ姫ですが、どうしようもないお転婆で、コリンとの結婚がイヤで違う世界に飛び込んでしまいます。そこへコリンもついていってしまうのですが。。。

テンポがよく、さくさく読めます。
個人的にツボだったのが、コリンが赤毛でそばかすだらけの痩せてる男の子ってとこでしょうか。
そう!まるでロンみたい!
少しへたれな性格もロンっぽいんですよね。
でも、コリンは頭が良くていざというとき頼りになります。そういうところに、レノーラは惹かれていく。。という感じですね。

ただ、やっぱり海外の作品だからか、トキメキがいまいちたりませんでした。個人的にすきなのは、手にちょっと触れただけなのにドキドキする。。キスなんてもってのほか!ってな関係なのですが、これは違うんですよぉ。
なんか、かーんたんにくっついてる感じです。
まぁ、ラブコメですね。あくまでコメディ。
また、児童書なんだから当たり前ですが、子供向けですね。子供の頃に読んでいたらはまっていたかも。
コリンが赤毛だったり、二人の言い争いだったり、少しロンハーとかぶる部分があったので、楽しめましたけどね。
全4巻です。

ミッシング・マインド
マーヴェラス・マインド
エターナル・マインド

2007年06月13日

黄金の羅針盤(ライラの冒険シリーズ)--ハリポタ好きへ

黄金の羅針盤(ライラの冒険シリーズ)

ハリポタが好きなら読んでみたら?と友人からすすめられ、読んでみました。

12歳の少女ライラは、ゴブラーに連れ去られた友人のロジャーを助けるために旅立ちます。
ライラには何か秘密があり、世界の命運が彼女にかかっているようです。
いつもライラと一緒の守護精(ダイモン)のパンタライモンやクマのイオレクと一緒に、厳しく辛い運命に立ち向かいます。

動物好きにオススメです。
ライラと一心同体の守護精(ダイモン)はいろんな動物に姿を変えることができ、かわいいんです。
クマのイオレクと心を通わせることができたエピソードも良かったし、やっぱり動物がメインな感じ?(違います)
児童書な割にSF(サイエンスフィクション)ちっくな小難しい話も出てきて、なかなか読み応えがあります。
頭が良すぎて、少女らしい可愛げのないライラを好きになることができれば、はまれると思いますよ。
3部作で、黄金の羅針盤はほんの序章ですね。
早く続きを読まなくちゃ。
ちなみに、映画化されます。(ライラの冒険映画公式サイト)

黄金の羅針盤
神秘の短剣
琥珀の望遠鏡

2007年02月06日

デスノート さいこー

DEATH NOTE』にはまってしまいました。。
たまたま、会社に1巻だけあったので読んでみたら面白くって!
12巻まで一気に購入してしまいました。あはは。
昨日、家に着いたのでそれからずぅぅっと読んでます。
通勤のモノレールの中でも会社の休憩時間もずっとです。
いやぁ、漫画の絵もひじょーーに美しくてそれを眺めるだけでも十分な価値があるのに、ストーリーも面白いしテンポもいいし止められません。
何よりキャラクターが抜群ですね。キラとLの頭脳戦が面白い。

ただ、こういう悪を裁いていくお話を読むといつも思うんですが、本当の悪人って、戦争をはじめて罪のない民間人を何百万人も殺している某国大統領ではないでしょか。
そのほか、いろいろな国のトップ(日本含む)。

2005年11月14日

のだめさいこーー

巷で話題の『のだめカンタービレ』を読みました。
めっちゃくちゃ面白いんですけど!!
よくおじゃまするブログ胡茶家で紹介されていたこともあり、1巻を買って即はまり、10巻まで一気買い。
巻が進むごとに面白くなっていく。
すさまじく笑える。とにかく笑える。
この作家さんの笑いのセンスはさいこーだ。ブラボー
クラシックを聴きたくなりました。
笑えるだけでなく、ストーリーがしっかりしてるとこも素晴らしいですね。
千秋さまが順調にのしあがっていく(?)のも面白いし、のだめが真剣にピアノに目覚めていく様子も読んでいてワクワクする。
変態のだめの盲目的な千秋さまへの恋心も行方が気なるし、こりゃ目が離せんと!(←のだめ風になってる?)

これを読むと、日常の悩みなど吹き飛んでしまいますね。
今日も、ふと仕事中にのだめの変な顔が頭によぎり思い出し笑いしてしまいました。
でも、実は一番面白いキャラは千秋さまなのかもしれない。
明日、13巻まで買おうかな。。あぁ、給料日は末日。。

2005年11月12日

秘密

東野圭吾さんの『秘密』を読みました。
超話題作だったのに、今更ですが図書館で目について手にとりました。
事故で死んだはずの妻の心が娘に宿り、困惑しながらも奇妙な父娘生活を送る夫婦のお話。

うーーーむむ、途中で止められず一気読みしてしまいました。
最後まで読むと、この『秘密』というタイトルに多いに納得できます。
男性の立場で読むか、女性の立場で読むか、結婚しているか否かなど
読む人によって持つ感想は違うかもしれませんが、私はこの作品好きですね。
わたしの場合は、平介の方にどっぷり感情移入しちゃって、おいおい泣きながら読みました。
平介の嫉妬する気持ちも痛いほどよくわかる。
若返った身体を手に入れ未来がある直子が平介を想い苦悩する気持ちもよくわかる。
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自分が愛する者にとって幸せな道を選ぶ−。
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よく聞く言葉だけど、本当に難しい。
平介の立場だったなら、直子の立場だったらどうするだろうか。。
読み返せば読み返すほど、いろんな思いでぐちゃぐちゃになって、気持ちが落ち着きません。
わたしに子供が産まれてからこの本を読んだら、また今とは違った感想を持つのかもしれない。

2005年11月03日

『夜のピクニック』おすすめです

恩田陸さんの『夜のピクニック』めちゃくちゃ気に入りました。
有名な本なので、どこの図書館にでもあると思いますので、ぜひ読んでみてほしいです。

夜を徹して八十キロを歩き通す「歩行祭」という変わった行事を通して、ずっと変わらなかった西脇融と甲田貴子の間にある緊張感・わだかまりが、周りの友人達の後押しもあって、ゆっくりやさしくほどけていく様子が描かれています。
この本を読むと、誰もが経験したことのある高校生活の一コマ、何気ない高校時代のエピソードが鮮明に甦ってきます。
そうそう!こんなことあったなぁ、そんなこと友達と話したなぁ、って可笑しくなったり、友達に頼まれて恋のキューピッド役を引き受けたことや、噂が立ったのをきっかけに妙に意識するようになった男の子のことを思い出したり。。。いわゆる”学生時代の甘酸っぱい思い出”のフラッシュバック。
決していいことばかりじゃなかったけど、あの頃に感じたり考えたりしたことって、かけがえのないものだったんだなー、もう決してあの時代には戻れないんだなー、ってしんみりしちゃいました。
学生時代を卒業してから時間が経っている人ほど、この本を読んだときの感慨は深い気がします。

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なぜか、その時、初めて歩行祭だという実感が湧いた。
こうして、夜中に、昼間ならば絶対に語れないようなことを語っているいまこそが−全身痛みでボロボロなんだけど、顔も見えない真っ暗なところで話をしながら頷いているのが、あたしの歩行祭なのだと。

『麦の海に沈む果実』感想

三月は深き紅の淵を』の4章にこの『麦の海に沈む果実』の予告編のような物語が断片的に出てくるので、こちらも読みました。

学園ものミステリファンタジーといったところでしょうか。
外界と完全に遮断された寄宿学校に、主人公の理瀬という少女が転校してくることから物語ははじまります。
この学園に来る子供達は
「ゆりかご組-愛されて育った坊ちゃん嬢ちゃん」
「養成所組-何か特殊な職業につきたくて入ってくる才能あふれる子」
「墓場組-存在を望まれなくて、なんらかの家庭の事情があってぶちこまれた子」
に別れ、大多数は「墓場組」。
そんな学園内で不可解な事件が次々と起こり、理瀬という少女を巻き込んでいろんな思惑が見え隠れしながら物語は進んでいきます。
ラストの展開はほとんど予測できていたのですが、この小説は特に謎解きが主題ではないと思うので、不気味でどこか浮世離れしている学園生活を楽しむことができたのでまあまあ満足です。
ただ、一つかなりカチンときた文章があったのが玉にキズ。
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一方、『赤毛のアン』は苦手だった。女の子はだいたい、『赤毛のアン』派か、『若草物語』派の二つに分かれる。理瀬は後者だった。延々と続くアンのお喋りに耐えられなかったのである。『赤毛のアン』を好きな女の子は、女の子っぽい子が多いと思う。可愛いものが好きで、キャーッと叫んでグループを作り、みんなでお揃いのリボンを買ったりする。
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わたしは『赤毛のアン』の大ファンですが、グループを作ったり、お揃いのリボンを買ったりしなかったぞ!
『赤毛のアン』派『若草物語』派なるものが存在することすら知らなかったですよ。わたしは、赤毛のアンも若草物語も、秘密の花園もパレアナもあしながおじさんも全部好きですよ。
別に『赤毛のアン』がキライならそれはそれで構わないけど、後半の文は不要でしょ。”『赤毛のアン』を好きな人はこういう人”という風にひとくくりにされるのは不快ですね。
ムカムカしたのでこのことについて書いている文章はないか探してみました。
*BRAND NEW DAY*
ちなみに、このブログの記事で書かれている
「どんなに閉鎖的で牢獄みたいな環境でも、スクールデイズっていうのは人生の休暇みたいなものだと思うな」
というセリフは、わたしも一番印象に残った言葉でした。
学生時代って、今思うと赤面してしまうぐらい恥ずかしいことやったりバカやったり悩んだり、本当に毎日が新鮮だった。けど、それは自分のことだけを考えられたからこそ、あんなに自意識過剰でいられたんだと思うんです。
社会に出れば、家族のこと子供のこと親のこと仕事のこと老後のことなどなど、いろいろ考えなければいけないことがたくさんあって、”責任”という言葉がずっしりとのしかかり、心理的に休まることがないなぁって思います。
だからこそ、こういう本を読んで、たまに現実逃避したくなるのかもしれません。

『三月は深き紅の淵を』感想

恩田陸さんの小説で結構評判の良かった『三月は深き紅の淵を』を読みました。
4章から成り立っていてそれぞれ独立したお話なのですが、全ての章に『三月は深き紅の淵を』という本が出てきます。
その本には不思議と人を惹きつける魅力があり、しかも
”たった一人にだけ、たった一晩しか他人に貸してはなりません”
という変なルールがあるため、市場に全く出回っておらず幻の本になっているんですね。
そんな奇妙な本をめぐるいろんなパターンの物語が4つ収録されています。
「かつて一度でも、むさぼるように本を読む幸せを味わったことのある人に」
という宣伝文句が帯に書かれていましたが、そんなに読書家ではない私も楽しんで読むことができました。

2005年10月30日

ブレイブ・ストーリー感想

宮部みゆきさんの『ブレイブ・ストーリー』を読みました。感動しました。
小学校5年生の男の子ワタルが、両親の離婚を止めるために、幻界(ヴィジョン)に渡り女神に願いを叶えてもらうために旅をするお話です。
こう書くと面白くなさそうですが、ほんとーーに面白くて感動的だったんです。

ロールプレイングゲームによくあるような世界を旅する、というだけではこんなに面白くはなかったと思います。最初に、現実の世界での両親のすさまじい修羅場があって、それがワタルの冒険によってどうなるのか?という好奇心がどんどんページを進ませたのだと思います。
このヴィジョンという世界が、現世(現実の世界)とリンクしている部分があり、それゆえワタルが悩み成長していく過程が見事で、私自身もワタルと一緒にいろいろ反省し勉強させていただきました。
以前、宮部みゆきさんの『クロスファイア』を読んだとき主人公の女性に共感できず、この人の作品は合わないかもしれないと、ずっと読んでなかったんです。(スティーブン・キングの『ファイアスターター』の方は好きです)
でも、『ブレイブ・ストーリー』を読んで、宮部みゆきさんの最近の作品を読んでみようと思いました。

「たとえ運命を変えても、僕は変わらないってことに気付いた。僕が変わらなかったら、どれほど運命だけをいじっても、悲しみも憎しみも失くならない。幻界は、それを僕に見せてくれる。僕の心のなかにあるものをそっくり映し出して、見せてくれてる」 by ワタル

2005年10月24日

『風神秘抄』感想

荻原規子さんの『風神秘抄』を図書館から借りて読みました。

勾玉シリーズではなく新しい物語とのことですが、所々に勾玉に関連する名称が出てきます。ただ、勾玉三部作読んでいなくて全く問題ないです。
平安末期が舞台で、後白河上皇とか平清盛、源氏など歴史上の人物が続々出てきますが、もちろんフィクションです。
全体的に楽しめました。が、Amazonの紹介文「特異な芸能の力を持つ少年と少女の恋を描く」は、個人的には当てはまらないなぁと、思いました。
どちらかというと
「特異な芸能の力を持つ少年と鳥の王との友情物語」といった方がしっくりきます。
確かに、鳥の言葉がわかる類稀な能力の持ち主草十郎が、糸世という美しい舞い手を異界から連れ戻すために旅をする、というのが全体的な流れなのですが、恋愛ものにしてはぜーんぜんトキメキがありませんでした。
それよりも、鳥彦王(カラス)と草十郎のやりとりが数段面白かったですよ。

草十、おれのために泣いているのか by 鳥彦王

↑が好きな言葉です。
勾玉シリーズでは、やっぱり『白鳥異伝』が一番好きですね。

2005年03月21日

魔性の子

小野不由美さんの「魔性の子」やっとこ昨日購入して読みました。
やっぱり、小野主上の本は面白いですねー。
いつも11時には必ず就寝するわたしが、結局1時まで起きて読了しました。止まらないんですよ。
そうかぁ、高里が蓬莱にいる間にこんなことがあったんですね。
これって十二国記読んでるから、すいすい理解できましたが、読んでなかったら結構不完全燃焼かもしれませんね。というか、十二国記の世界が現実の日本に来たら、やっぱりホラーになっちゃうんですね。
わたしは小野さんの「屍鬼」が大好きなんですが、「魔性の子」も人間の内にひそむドロドロした感情、エゴが見事に表現されていて大好きになりました。

ところで、広瀬いいなぁ。ぜひ残りの十二国記シリーズにちょっとでいいので再登場してもらいたいです。
この作品は高里視点ではなくて、広瀬視点にして大正解ですね。
高里視点だと、辛くて読んでられなかったと思います。

2005年01月20日

アニメ版十二国記 『風の万里黎明の空』最終章

昨日のNHKで0時からやっていた十二国記最終章はほんとーーに素晴らしかったです。
以前19時頃に放送されていた時は最終章だけ見逃して、とっても悔しい思いをしたので、今度はちゃんとビデオにも撮りました。
アニメオリジナルキャラの浅野だけは最後の最後まで必要性を感じなかったけど、それ以外は原作に忠実で大大大満足。
「これをもって初勅とする!」
と陽子がきっぱり言い放ったときは鳥肌が立ちましたね。
浩瀚の顔も見れて良かった♪
ネット上のいろいろなとこで、アニメ版浩瀚の評判が悪かったので、かなり覚悟していたけど、私的には全く問題なかったですね。かなり酷い顔を想像していたので、かっこいいじゃないか、とまで思いました。
わたしは結構浩瀚好きなので、浩瀚大活躍の『黄昏の岸 暁の天』も早くアニメ化してほしいですね。というか、早く続き書いてくださいよ小野主上ーー。
浩瀚の顔

2004年11月09日

ハウルの動く城

今朝、めざましテレビで『ハウルの動く城』の映像が流れてました。宮崎アニメは大好きなのでとっても楽しみ!でも、一つ気になることが。それはハウルの声がキムタクであること。
キムタクが嫌いなわけじゃないけど、キムタクって声がやたら低いし、滑舌良くないし、イマイチなのではないか。。と、とても不安です。俳優さんが声優やると一発でわかっちゃうぐらい違和感あるじゃないですか。だからキムタクも”声だけ”で勝負するとなるとどうなるのかなーー。ま、ハウルのイメージとキムタクは合うとは思ってるんですけどね。

ところで、このハウルの原作、あちこちで言われてるほど面白いと思わなかったなぁ。どちらかというと、ハウルの続編の「アブダラと空飛ぶ絨毯」の方が好きかな。わかりやすかったし。でも、ダイアナ・ウィン・ジョーンズのは他の本もいろいろ読んだけど、今では内容ほとんど忘れてるので、わたしのツボにははまらなかったようです。
なので、この映画が原作とかけはなれた内容になってても全然問題なし!むしろ、どんどん変えて!って感じです。宮崎さんの演出ならきっときっと原作よりもっと面白くなってるはず。公開が待ち遠しいです。

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